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参加者特典:Claude Teamプラン 利用申請マニュアル(都知事杯オープンデータ・ハッカソン参加者向け)
はじめに
この都知事杯オープンデータ・ハッカソン(以下、ハッカソン)では、参加者特典として、Anthropic社のAIアシスタント「Claude」のTeamプランを期間限定でご利用いただけます。
本マニュアルでは、Claude Teamプランの概要から申請方法、利用時の注意事項まで、必要な情報をまとめています。ハッカソンでの開発を効率的に進めるため、ぜひご活用ください。
重要: 本特典は期間限定であり、利用には事前申請が必要です。必ず本マニュアルをお読みいただき、注意事項を遵守してご利用ください。
Claudeとは?
Claudeとは
Claude(クロード)は、Anthropic社が開発した最新のAIアシスタントです。自然な対話を通じて、様々なタスクをサポートします。
主な特徴:
- 高度な文章理解・生成能力
- プログラミング支援機能
- 多言語対応(日本語・英語等)
- 長文コンテンツの処理能力
- 安全性を重視した設計
現在利用可能なモデル:
- Claude Sonnet 4: 日常的な使用に適したスマートで効率的なモデル
- Claude Opus 4: より高度なタスクに対応する上位モデル
ハッカソンでの活用例
オープンデータ活用支援:
- データセットの構造分析・理解支援
- データクリーニング・前処理のコード生成
- データ可視化手法の提案・実装
- 統計分析・機械学習モデルの構築支援
- CSVファイルやJSONデータの解析・変換
コード開発支援:
- プログラムコードの作成・修正
- バグの特定と修正提案
- コードレビューとリファクタリング提案
- 技術仕様書の作成
- API連携コードの実装
アイデア発想・企画:
- オープンデータを活用したサービスアイデアの発想
- データドリブンな課題解決アプローチの提案
- 機能仕様の整理・文書化
- ユーザーストーリーの作成
- 社会課題とデータ活用の関連性分析
ドキュメント作成:
- データ分析結果のレポート作成
- プレゼンテーション資料の作成
- README・技術文書の執筆
- APIドキュメントの整備
- 提出資料の校正・改善
Claude Teamプランについて
Teamプランの特徴
Claude Teamプランは、チームや組織での利用に特化したプランです。
個人プランとの主な違い:
- より多くの月間使用量
- チームメンバー間での会話・プロジェクト共有
- 優先サポート
- より高いメッセージ制限
ハッカソンでのメリット
チーム連携の強化:
- メンバー間でのClaude会話の共有
- 共通のナレッジベース構築
開発効率の向上:
- 豊富な使用量でストレスフリーな利用
- 複数メンバーが同時利用可能
- 高品質なアウトプットの継続的な生成
- 大容量オープンデータの効率的な処理・分析
重要な注意事項
利用期間・制限
利用期間:
- 基本期間: 2025年8月末まで
- Final Stage進出チーム: 支援期間終了まで延長
- 社会実装プログラム対象チーム: 支援期間終了まで延長
使用量制限:
- チームあたりの月間メッセージ数制限あり
- 制限に達した場合、期間(当月)終了まで全参加者が利用できません
- 使用量は全チームメンバーで共有
申込制限:
- 利用申込者多数の場合は、新規申請を停止させて頂く場合がございます。あらかじめご了承ください。
Teamプラン特有の注意点
共有機能の利用:
- チーム内での会話共有は慎重に実施してください
- 機密情報や個人情報を含む内容の共有は避けてください
- 共有された内容は全メンバー(Teamsプランに加入している全参加者)が閲覧可能です
セキュリティ・プライバシー:
- アカウント情報の第三者への譲渡・共有は厳禁です
- パスワードの適切な管理をしてください
- 不審なアクティビティを見つけた場合は、即座に運営事務局へ報告してください
利用規約・ガイドライン
必須遵守事項:
- Anthropic利用規約の完全な遵守
- ハッカソン募集要項との整合性維持
禁止事項:
- 有害・違法・不適切なコンテンツの生成依頼
- 他者の知的財産権の侵害
- 商用利用(ハッカソン範囲外での利用)
- アカウントの転売・譲渡
技術的制約
API利用:
- Claude APIの直接利用は本特典の対象外です
- Claude Codeも本特典の対象外です
- Webインターフェース(Claude.ai)での利用のみとなります
ファイル処理:
- アップロード可能ファイルサイズに制限があります
- 対応ファイル形式の確認が必要です
- オープンデータファイル(CSV, JSON, Excel等)の読み込みは対応しています
- 大容量データセット処理時の注意事項
- アップロード制限: Claude.aiのWebインターフェースには1回あたりのファイルアップロードサイズ制限があります
- 処理可能サイズ: メモリ制限により、極めて大きなファイルは処理できない場合があります
- タイムアウト: 大容量ファイルの処理には時間がかかり、セッションタイムアウトの可能性があります
- 分割処理の必要性: 大容量データは複数回に分けて処理する必要があります
- サンプリング手法: 全データを一度に処理できない場合、代表的なサンプルデータでの分析を検討してください
- 段階的処理: データの概要把握→詳細分析の段階的アプローチを検討してください
- 応答時間の遅延: 大容量データ処理時の応答時間の増加します
- メッセージ消費量: 大容量データ処理は多くのメッセージ数を消費する可能性があります
- 再試行の必要性: 処理失敗時の再実行によりリソースが消費されます
申請手続き
申請資格
必要条件:
- ハッカソンの参加者であること(Slackに登録されているメールアドレスである必要があります)
- 本マニュアルの内容を理解し、同意していること
申請の流れ
Step 1: Googleフォームでの申請
- 利用申請フォーム:
- 必要事項を入力して送信
Step 2: 転送アドレスの付与
- 事務局にて申請内容を確認します
- Cloudflare Email Routingを使用した転送アドレス(@odh-tokyo.org アドレス)を付与します
- 転送アドレス利用確認のメールを送信します
- 注意事項:転送アドレスは、事務局を含む特定のドメインからしかメールを受信できません。本特典にのみ利用できるアドレスとなりますので、ご注意ください。(参加者間でもメールの送受信はできません)
Step 3: 転送アドレスの利用確認
- 届いたメールの内容を確認してください(迷惑メールフォルダに入っていることもあるので、合わせて確認をしてください)
- メールのボタンから、認証画面に進んでください


Step 4: Claude利用権限の付与
- 転送アドレスが確認されたことを、事務局にて確認しClaude Teamプランの利用権限を付与します
- Claude利用確認のメールを送信します
Step 5: Claude利用確認
- 利用確認メールの受信確認

- 初回ログイン手順の実施
申請に必要な情報
- チーム名・チーム代表者情報(1名でもチームとしてチーム名を記載いただきます。後日変更は可能です)
- 利用メンバーのメールアドレス(Slack登録済みアドレスのみ手続きを行います)
- 想定する利用予定用途
- 本マニュアル記載事項の把握と、同意
メールアドレスに関する重要事項:
- 申請者(代表者)のメールアドレスは必ずSlack登録済みのものを使用
- 利用チームメンバーのメールアドレスも全てSlack登録済みである必要があります
- Slackに未登録のアドレスでは申請を受け付けできません
- 代理申請する場合も、申請対象者全員がSlack登録済みであることを事前確認してください
申請締切
基本申請(ハッカソン期間用):
- 申請締切: ハッカソン開始前(8月24日まで)
- 対象期間: ハッカソン開催期間から2025年8月末まで
延長申請(Final Stage・社会実装プログラム用):
- Final Stage進出チーム: 進出決定後に改めて延長申請が必要
- 社会実装プログラム対象チーム: 対象決定後に改めて延長申請が必要
- 延長申請の詳細は別途ご案内します
重要な注意事項
Slack登録要件:
- 申請に使用する全てのメールアドレスは、事前にハッカソン用Slackワークスペースに登録されている必要があります
- Slack未登録のメールアドレスでは申請を受け付けできません
- チーム代理申請の場合も、利用メンバーのSlack登録確認が必要です
- 申請前に必ずSlack登録状況をご確認ください
既存Claude利用者の方へ:
- 既にClaude.aiを個人/法人アカウントで利用している場合は、必ず一度ログアウトしてください
- Teamプラン利用時は、付与された転送アドレスでの新規ログインが必要です
- 個人アカウントのままではTeamプランの機能を利用できません
転送アドレス:
- Claude.ai利用時は、必ず付与された転送アドレス(@odh-tokyo.org)を使用してログインしてください
- 個人のメールアドレスではTeamプランにアクセスできません
- ログイン時のアドレス間違いにご注意ください
利用確認の重要性:
- 各段階で送信される確認メールは必ず確認してください
- 問題がある場合は速やかに事務局にご連絡ください
- 確認が取れない場合、次の段階に進めない可能性があります
利用開始ガイド
初期設定
ログイン前の準備:
- 既存のClaude.aiアカウントからログアウト(個人利用している場合)
- 付与された転送アドレスの確認
初回ログイン手順:
- Claude.ai(https://claude.ai)にアクセス
- 「ログイン」を選択
- 重要: 付与された転送アドレス(@odh-tokyo.org)を使用
- 初回ログイン時の設定を完了
- Teamプラン画面の表示確認
プロフィール設定:
- 基本情報の入力
- チーム設定の確認
- 通知設定の調整
ログイン・利用時の注意事項
毎回の利用時:
- 必ず転送アドレスでログインすること
- 個人アカウントとの混同を避けるため、ブラウザの履歴確認
- Teamプラン画面が表示されていることの確認
トラブル防止:
- 複数のClaude.aiアカウントを同時利用しない
- ログイン状態の定期確認
- 使用量の定期的なチェック
サポート・お問い合わせ
技術サポート
Anthropic公式サポート:
- サポートサイト: https://support.anthropic.com
- よくある質問: 技術的な問題の多くは公式FAQで解決可能
ドキュメント:
- 公式ドキュメント: https://docs.anthropic.com
- プロンプトエンジニアリングガイド
ハッカソン運営サポート
運営事務局連絡先:
- Slack: #03_事務局への質問
- 質問を第三者に見られたくない場合は、事務局だけに質問が可能な、Slackのワークフローをご利用ください
- #03_事務局への質問 チャンネル上部の 事務局への質問 メニューからご利用いただけます
利用終了について
ハッカソン終了後の取り扱い
アカウント停止スケジュール:
- 基本期間: 2025年8月末でアクセス停止
- 延長対象チーム: 各支援期間終了後にアクセス停止
- 事前に終了日時を個別通知
データのバックアップ期間の提供
データの取り扱い:
- 重要な会話履歴の事前保存を推奨
- 自動バックアップ機能はなし
- 個人での会話履歴エクスポートが必要
継続利用について:
- 個人での有料プラン契約は各自で実施
- 教育機関・スタートアップ向け特別プランの案内
- 移行サポートに関する情報提供
Final Stage進出・社会実装プログラム対象チームへの特別対応:
- 延長利用には改めて申請が必要
- 延長申請の詳細は進出・対象決定時に別途案内
- より長期的な利用計画の相談対応
付録
関連リンク集
- Claude公式サイト: https://claude.ai
- Anthropic公式サイト: https://anthropic.com
- プライバシーポリシー: https://www.anthropic.com/privacy
- ハッカソン公式サイト: https://odhackathon.metro.tokyo.lg.jp/
用語集
Claude: Anthropic社開発のAIアシスタント
Teamプラン: 組織・チーム向けのClaude利用プラン
プロンプト: Claudeに送信する指示や質問文
トークン: AIモデルが処理するテキストの最小単位
API: Application Programming Interface(プログラム間連携の仕組み)
データ: AIモデルが処理する情報の集合体
オープンデータ: 誰でも自由に利用できる公開されたデータ
データクリーニング: データの不整合や欠損を修正する処理
データ可視化: データをグラフや図表で視覚的に表現すること
トラブルシューティング
よくある問題と解決方法:
Q: ログインできない
A: メールアドレス(転送アドレス)・パスワードの確認、ブラウザキャッシュのクリア、別ブラウザでの試行
Q: 個人のClaude.aiアカウントでログインしてしまった
A: 一度ログアウトし、付与された転送アドレスで再ログイン。個人アカウントではTeamプランにアクセスできません
Q: 転送アドレスでログインできない
A: アドレスの入力間違いを確認、事務局への連絡、転送設定の確認依頼
Q: Slackに登録していないメールアドレスで申請してしまった
A: 申請が受け付けられません。Slack登録済みのアドレスで再申請してください
Q: チームメンバーの一部がSlack未登録
A: 該当メンバーのSlack登録完了後に申請してください。利用者全員の登録が必須です
Q: 使用制限に達した
A: 翌月まで待機、または運営事務局への相談
Q: 応答が遅い・エラーが頻発
A: ネットワーク接続確認、時間を置いて再試行、運営への報告
Q: 大容量のオープンデータファイルが処理できない
A: ファイルサイズ制限の確認、データの分割処理、サンプリング手法の検討
Q: データ形式が認識されない
A: 対応ファイル形式の確認、データ変換ツールの利用、代替形式での再試行